書みくじって、なんなの?

書みくじって、なんなの? | おうち社長etsuko365

書みくじ と、私

書みくじって、
なんなの?

答えをもらうおみくじではなく、
自分で気づくためのおみくじ

「書みくじって何ですか?」

そう聞かれることがあります。

一言でいうと、書みくじは、

答えをもらうためのおみくじではなく、自分で答えに気づいていくためのおみくじです。

占いのように、

「あなたはこういう人です」

「こうした方がいいですよ」

と、外から答えをもらうものとは少し違います。

書みくじでは、一つの言葉をきっかけに、

「今の自分に、この言葉はどうつながるんだろう」

「私は本当はどう思っているんだろう」

「じゃあ、これからどうしたいんだろう」

と、自分で考えていきます。

そして、

「あっ、そっか」

と、自分の中で何かがつながる。

私は、その瞬間をとても大切にしています。

書みくじは、私自身のモヤモヤから生まれました

私は長い間、書道を続けてきました。

でも、ある時から、

「私は本当に、これがやりたいのかな」

とモヤモヤするようになりました。

他の流派を学ぶのか。由緒のあるものを深くやるのか。作品を作るのか。

いろいろ考えましたが、どうもしっくりきませんでした。私は書を使って、何をしたいんだろう。そんなことをずっと考えていました。

その一方で、コミュニティを運営したり、人と関わったり、自分自身もいろいろな経験を重ねてきました。その中で、心に残る「言葉」がたくさんありました。

人との別れの時にもらった言葉。苦しい時に支えになった言葉。何年も経ってから、「あの時、この言葉の意味はこういうことだったんだ」と分かった言葉。そして、「あの時、この言葉をもらえていたら、私はもう少し楽だったかもしれない」と思う言葉。

そういう、自分が実際に生きてきた中で出会った言葉を、一つずつ残していきました。それが、書みくじの始まりです。

人からもらった答えは、忘れてしまう

私自身、昔はいろいろな占いやセミナーにも行きました。そこで、

「あなたはこうですよ」

「こうした方がいいですよ」

とアドバイスをもらうこともありました。その時は、「ああ、そうなんだ」と思うんです。でも、三日もすると忘れてしまう。

なぜなんだろうと考えた時に気づきました。それは、まだ自分の答えになっていなかったからです。

人から教えてもらったことが悪いわけではありません。新しい知識やヒントをもらうことは、とても大切です。でも、それを自分の体験とつなげて、「あ、私はこうなんだ」と自分で気づいた時に、初めてその言葉が自分のものになる。私はそう感じています。

「自分の中に答えがある」とは?

「自分の中に答えがある」と言うと、「でも、私には答えなんてありません」と思う人もいるかもしれません。

私が言う「自分の中の答え」は、最初から正解を知っているという意味ではありません。これまで自分が、

見たこと。聞いたこと。失敗したこと。

悩んだこと。学んだこと。

嬉しかったこと。苦しかったこと。

そういう、自分が生きてきた体験の中に材料があるということです。そして、一つの言葉をきっかけに、「あの経験と、今のこれはつながっているかもしれない」と気づくことがあります。

私は、その自分で気づいたことこそが、その時の自分の答えだと思っています。

「夫婦和合」と言われても、できなかった

たとえば、昔の私は「夫婦和合」という言葉をもらったことがあります。「夫婦仲良くすることが大切」。確かにそうだと思います。でも、その時の私は、どうしてもできなかった。

だったら、その時の私にとっての答えは、「夫婦和合しなければいけない」ではなかったんです。その時の本当の答えは、

「私は今、夫婦和合ができないんだ」

だったんです。そこに気づく。そこから、「じゃあ、どうしたらできるようになるんだろう」と考え始める。すぐに答えが出なくてもいい。五年後、十年後に、その言葉の意味が分かることもあります。私自身、そうやって少しずつ、自分の中に言葉を落とし込んできました。

書みくじでは「ハッ」とする瞬間がある

書みくじを引いた人と話していると、多くの人に、

「あっ」

「そっか」

という瞬間があります。それまでモヤモヤしていたことに、違う角度から光が当たるような感じです。

「そういう見方もあるんだ」

「私、本当はこう思っていたのかもしれない」

「だったら、こうしてみようかな」

そんな言葉が本人の口から出てきます。私は、この本人の口から出てくる言葉を大事にしています。自分の言葉として外に出すことで、少し客観的に自分を見ることもできます。吐き出すことにもなります。そして、自分で口にした言葉だからこそ、自分の中に残っていきます。

つながらない時は、ヒントを渡す

もちろん、一枚の言葉を引いても、「よく分からない」という時もあります。そんな時は、私自身の体験を話したり、少し違う視点からヒントを渡したりします。

でも、私が答えを決めることはしません。あくまでも、その人が自分で、「あ、そういうことか」と気づくためのお手伝いです。

私は答えを教える人というより、気づくためのヒントを渡す人でいたいと思っています。

書みくじの言葉は、私が実際に体験してきた言葉

書みくじの中には、誰もが知っているような言葉もあります。でも、その多くは、私がこれまで生きてきた中で、「この言葉があったから見方が変わった」「この時、この言葉が必要だった」と感じたものです。

母として。妻として。

仕事をする人として。

家族や友人との人間関係の中で。

うまくいったことも、失敗したことも含めて、57年間の体験の中から残ってきた言葉です。そしてコミュニティの中でも、実際に人と一緒に言葉を引きながら、「この言葉は人の気づきにつながるんだ」ということを何度も確かめてきました。

だから私にとって、書みくじの言葉は単なる名言集ではありません。

実際の人生の中から拾ってきた、気づきの入口です。

書みくじは「自分で考える力」を育てていく

書みくじを何度も経験していくと、少しずつ変わってきます。何か嫌なことがあった時も、「最悪だった」「なんで私だけ」で終わるのではなく、「じゃあ、どうしたらいいかな」「違う見方はないかな」と、一度立ち止まれるようになります。

人にすぐ答えを聞きに行くのではなく、自分で考えてみる。そして、自分なりの次の一歩を決める。それができるようになると、心がとても楽になります。

私自身もそうでした。以前は、何かあるたびに外へ答えを探していました。占いを見たり、セミナーへ行ったり、人に聞いたり。でも今は、昔なら「すごい!」と思っていたような言葉を見ても、「うん、そうだよね」と思うことが増えました。その考え方が、自分の中に入って、当たり前になったからです。

最終的には、書みくじがなくてもいい

私は、ずっと書みくじに頼ってほしいとは思っていません。むしろ最終的には、書みくじがなくても、

何かあった時に一度立ち止まり、

自分の体験を振り返り、

違う視点から考えて、

自分で次の一歩を決められる。

そんなふうになってもらえたら、一番いいと思っています。書みくじは、そのための練習でもあります。

答えをもらうためのおみくじではなく、

自分で気づく力を育てるおみくじ。

一つの言葉をきっかけに、
立ち止まる。考える。つなげる。気づく。
そして、自分で次の一歩を決める。

それを繰り返しながら、少しずつ、
「答えを外に探す自分」から「自分で考えられる自分」へ。

書みくじは、そんな時間をつくるものです。

書みくじ 2026年9月2日

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