同じ言葉なのに、心に響くところが違う

映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』公式サイト

今日見た映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』で、心に残った場面がありました。

戦争を経験した主人公が、何度も同じ問いを投げかけられる場面です。私は見ながら、すぐには答えが出なくても、その言葉が心のどこかに引っかかって残ることってあるなあと思いました。

その場で何かが変わるとは限らない。そのあとも日常は続いていく。でも、暮らしの中で何かに出会ったとき、ふっとその言葉を思い出す。頭の引き出しに入っていたものが、出てくるような感じです。

私はそこから、智恵袋のことを思い出しました。

智恵袋は、受けた方から「噛めば噛むほど味がある」と言われることがあります。最初に受けたときに響いた話と、しばらくしてもう一度受けたときに響く話が違うんです。

前は通り過ぎた言葉なのに、今度は「あ、これ私のことだ」となる。前に聞いたときは分かったつもりだったけど、実際にやってみて、やっと「ああ、こういうことか」と腑に落ちることもある。

その間に、自分が経験してきたことがあるからなんでしょうね。

智恵袋は、日々の暮らしの中で使っていくものです。うまくいったり、いかなかったりしながら、「そういえば、あのとき言っていたな」と思い出して、またやってみる。

「避難訓練みたい」と言われることもあります。普段から言葉に触れて、考えてみる。そうすると、必要なときに思い出せることがある。その感じが、似ているのかもしれません。

聞いたこと全部に、その場で答えを出さなくてもいい。まずは頭の引き出しに置いておく。今はぴんとこなくても、あとで自分の日常とつながることがあります。

気づいたり、腑に落ちたりすると、意識することが変わってくる。意識が変わると、自分の行動も少し変わる。すると、目の前の景色もだんだん変わってくるのかなと思うんです。

今日の映画を見て、私が届けたい智恵袋も、こういうことなんだなと改めて思いました。

一度聞いて終わりではなく、暮らしの中で何度でも取り出して使ってもらう。そうやって、自分なりの気づきにつながっていくものにしたいです。

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聞いたことを暮らしの中で試してみる。そこから、自分なりの気づきにつながっていきます。

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