🎬 金曜日のシネマ|『しびれ』を観て、思い出を形に残す
映画『しびれ』を観てきました。
冬の新潟を舞台にした、内山拓也監督の自伝的な作品です。
映画の中のお葬式や父親の姿を見ながら、私は、最近亡くなった叔父のこと、そして自分の父のことを思い出していました。
叔父のお通夜では、しばらく疎遠になっていた人たちと顔を合わせました。
悲しいお別れの場なのに、久しぶりに会うことで、どこか心が洗われるような気持ちになる。
離れていた時間があっても、こうしてまた会える。人とのつながりは、血のつながりだけではないと思うけれど、お通夜で顔を合わせた時に感じたものは、私の中に残っています。
父のことも、いろいろなことがありました。
でも、今、思い出そうとすると、不思議といいところばかりが浮かんでくるのです。
お父さんがいたから、私は習字教室もできた。
そう思うと、ありがたかったなあという気持ちになって、涙が出てきました。
生きていた時よりも、いなくなってから考えるようになったことがあります。
父が私に残してくれたもの。私の今につながっているもの。
いろいろなことがあった父だけれど、今の私の中には、感謝の気持ちが残っています。
「過去は幻、未来は取り越し苦労」
そんな言葉があります。
過去はもう、ここにはありません。あの時に戻ることもできません。
それでも、思い出は自分の中に残っている。
映画を観て、叔父のことや父のことを話しながら、ふと思いました。
私は、こういうことを書き留めて、形にしておきたいのだな、と。
その時にはわからなかったことも、時間がたってから気づくことがある。父がいなくなってから、私の中で変わってきた気持ちもあります。
今、思い出していること。今、ありがたかったと思えること。
それを、今の私の言葉で残しておきたい。
『しびれ』を観て、自分の中に残っている人たちのこと、そして書くことを、改めて考えた映画時間でした。🎬
こうして振り返ったことや、暮らしの中で気づいたことを、少しずつ本にも残しています。私の書いた『らせん階段』も、よかったらのぞいてみてください。

作品情報:映画『しびれ』公式サイト

