妊娠6 上の子への伝え方
「一人っ子がよかった~」と泣いた娘が、頑張りノートに妊娠のことを書いていた。
あるある
- 上の子にどう伝えるか、タイミングを悩む
- 喜んでくれると思っていたのに、予想外の反応にびっくりする
- 「赤ちゃん嫌い」「一人がよかった」と言われて胸が痛くなる
- でも少しずつお腹に興味を持ち始める
- 上の子のやきもちや甘えが増える
- 「お兄ちゃん・お姉ちゃんになるんだよ」という言葉に複雑な顔をする
- 生まれてみたら誰よりも可愛がっていた
行動として出るもの・症状
- 上の子への時間を意識して作るようになる
- 赤ちゃんの話を一緒にするようになる
- 名前を一緒に考えたり、準備を手伝ってもらったりする
- 上の子の変化(甘え・反抗・興味)を観察するようになる
- 上の子なりに「お姉ちゃん」を意識し始める様子が見えてくる
心の状態
- 上の子を傷つけてしまったかという罪悪感
- 二人を同じように愛せるか不安になる
- 上の子の正直な反応に、笑いたいような泣きたいような気持ち
- それでもこの子たちが兄弟姉妹になる未来を想像してほっこりする
書みくじ 第87番

気づき・本質
上の子の「嫌だ」は、正直な愛情表現だ。今まで独占していた愛を分けなければならない不安——それだけ親を信頼して、甘えられているということ。
でも子どもは正直だからこそ、時間とともに本当の気持ちが出てくる。「一人っ子がよかった」と泣いた子が、ノートに妊娠のことを書いている。言葉と心は、ずれていることがある。
上の子への伝え方に正解はない。ただ、一緒に喜んでいい。一緒に準備していい。「あなたもこの子を迎える仲間だよ」と伝えることが、一番の答えかもしれない。
えつこの体験
不妊治療を9年続けてやっと妊娠がわかったその日は、ちょうど娘の家庭訪問の日だった。先生にも手を叩いて喜んでもらえた。
娘に伝えると——「一人っ子がよかった~!」と泣かれた。それまでずっと自分のペースで、一人で好きなように過ごせていたから。その正直さに、笑いたいような切ないような気持ちになった。
でも、そう言っていた娘が、頑張りノートに妊娠のことを書いていた。口では嫌だと言いながら、心はちゃんと新しい命を待ちわびていたのだ。
つわりの時期、なぜか娘の匂いがダメだった。旦那の匂いは大丈夫なのに。不思議に思った娘に「なんで私だけ!」と言われて、「くさい匂いは大丈夫だけど、いい匂いがきついんだよ」と答えたら、二人で笑ってしまった。あの頃の記録が、今も手元に残っている。
娘の頑張りノートに「たから物」というタイトルで書かれています

みんなの体験
「3歳の息子に伝えたら『赤ちゃんいらない』とはっきり言われました。でも生まれた瞬間、誰よりも先に『かわいい』と言ったのは息子でした。」(30代・第二子)
「どう伝えようか悩んでいたら、子どもの方から『お母さんのお腹、最近大きくない?』と聞いてきて。自然に話せました。」(20代・第二子)
「上の子に赤ちゃんのエコー写真を見せたら、毎日『おはよう』と声をかけるようになりました。生まれる前からもうお姉ちゃんでした。」(30代・第二子)
「つわりで動けない私を見て、5歳の娘が『大丈夫?』とタオルを持ってきてくれました。子どもって、ちゃんとわかっているんですね。」(30代・第二子)
音声・動画
あなたの行動が子にそのまま移る
処方箋
- 上の子の「嫌だ」を否定しない。その気持ちをまず受け取る
- 一緒に準備する時間を作る——名前を考える、ベビー服を選ぶ
- 「あなたもこの子のお姉ちゃん・お兄ちゃんだよ」と役割を伝える
- 上の子との二人の時間も、意識して作る
- 変化を焦らない。子どもは必ず自分のペースで受け入れていく
小さな肯定
「嫌だ」と言いながらノートに書いていた。あの子はもう、お姉ちゃんになっていた。
補足・似た考えの偉人・有名人
「子どもは大人が思うより、ずっとたくさんのことを感じている。」
言葉では「嫌だ」と言っても、心はちゃんと動いている。子どもの本音は、言葉の外にある。日々の行動の中に、愛が滲み出てくる。
この道と重なる道
- 妊娠2 つわりとの戦い
- 妊娠13 命が生まれた瞬間、はじめて抱いたわが子
- 道46 言葉が同じでも受け取り方でずれる
- 道72 絆が強くなる
- 道91 人を育てる
- 道97 慈悲の愛・かなさんどー

