今日の掘り下げ #011
私は、褒めることで「あなたはそのままでいいよ」を伝えたかった
子どもの頃、私はあまり褒められた記憶がありません。
勉強ができたとか、何かを頑張った時には言葉をかけてもらったこともあります。
でも、本当に欲しかったのは違いました。
ありのままの私を認めてほしかったのです。
親が私のいないところで話している言葉が、聞こえてくることがありました。
「えつこの話は味がないね。」
「○○とは友達にならないほうがいい。」
そんな言葉が、子どもの私の心に残りました。
だから私は、
「どうせ私はダメなんだ。」
そう思いながら育ちました。
でも、一人だけ違う人がいました。
父です。
母に叱られた時も、
父は、
「そういうこともあるさ。」
と受け止めてくれました。
後になって父から聞きました。
「お母さんが叱ったら、お父さんは受け入れる役だった。」
「二人とも怒ったら、子どもの居場所がなくなるから。」
その言葉を聞いた時、
私は父がずっと私の居場所を守ってくれていたことを知りました。
だから私は今、人を褒めます。
褒めると、人は笑顔になります。
自信がつきます。
でも、本当に伝えたいのは、
「すごいね。」
ではありません。
「あなたは、そのままで大丈夫だよ。」
という安心です。
褒めることは、評価ではありません。
受け入れること。
それが、私が保育士になっても、習字教室でも、コミュニティでも、メンターでも、一番大切にしてきたことでした。
今日の気づき
私は人を変えるために褒めていたのではない。
昔の私が欲しかった「そのままでいいよ」という安心を、今度は誰かに届けたかったのだった。

