第一回ドリーム文化祭の前夜
十五年前、私は自宅で「第一回ドリーム文化祭」を開こうとしていました。
最近、その頃のブログをメンバーが見つけてくれて、もう一度メッセンジャーで流してくれました。
読み返してみると、当時の私は「納品が入りました」「予約が埋まりました」「明日お待ちしています」と、その日の出来事を夢中で書いていました。
でも、今の私が読むと、見えてくる景色はまったく違います。
ハンドメイド作家さんが作品を届けてくれる。
お花の先生が会場を彩ってくれる。
英会話教室の先生がお水を販売してくれる。
気質学はすべて予約でいっぱい。
ライブをしてくれる人、読み聞かせをしてくれる人、子どもたちまで準備を手伝ってくれていました。
スタッフの子どもが体調を崩しても、誰かが自然と声を掛け合い、助け合う。
「大丈夫?」
そんな言葉が当たり前に飛び交う空間でした。
当時の私は、文化祭を成功させることしか考えていませんでした。
でも今なら分かります。
私が作っていたのはイベントではなく、人と人がつながる場所だったのです。
イベントの準備をしながら、それぞれが得意なことを持ち寄り、自然とコラボが生まれ、仲間が仲間を紹介し、口コミで輪が広がっていく。
その積み重ねが、十五年以上続くコミュニティの土台になっていました。
十五年前のブログは、当時の私にとっては「お知らせ」でした。
けれど今読み返すと、それは一つの時代の始まりを記録した、大切な歴史でした。
人生は、その時には分からないことがたくさんあります。
でも、年月がたって振り返ると、「あの日が始まりだったんだ」と気づく日が来ます。
だから私は、昔のブログも大切に残していきたいと思っています。
その時は気づかなかった想いや景色が、未来の私に大切なことを教えてくれるからです。
そして、この第一回ドリーム文化祭は、私にとって「イベントの始まり」ではなく、人と人との絆が育ち始めた日だったのだと、今はそう思っています。




